教育方針・特色

学校長メッセージ

野上 浩實

看護に優しい愛のケアを

ホスピスや緩和ケア病棟で使われる言葉にTLC(Tender Loving Care)という文字が良く出てきます。これは優しい愛のケアを意味します。患者さんの側に付き添って、優しく話しかけたり、手や腕を軽く握り、優しく手足をマッサージしてケアすることです。このTLCが看護の基本であると考えます。
泉佐野泉南医師会看護専門学校は、平成14年4月に泉佐野泉南医師会によって設立されました。近隣3市3町と泉佐野泉南医師会から財政援助を受け、運営しています。地域に根ざした特色のある看護師育成に努めていくため、以下の基本方針に従って運営してゆきたいと考えています。

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以上の基本方針のもと、優れたスタッフ、充実した実習病院の中で、学生、教員が心をひとつにして、優秀な看護師養成に努めて行きたいと思います。

副学校長メッセージ

伊藤照美

 「看護師になる」ということはゴールではなく、自分の人生の1つのプロセス(過程)です。
 本当のゴールは、看護師として働き続け病む人の役に立ち続けること。社会人として、そして医療の専門家として、社会に貢献し続けること。そのために努力し続けるプロセスが、皆さんを成長させ、発達させ、人生を豊かにし、自己実現へと導いてくれるのです。
 今、少しこの文章を読むのをやめて、看護師として生き生きと働いている自分の姿をイメージしてください。そして、そのイメージが必ず現実のものとなることを信じてください。出来ない自分、駄目な自分は、すべて過去の自分です。「今」「今」「今」という瞬間の中には、苦しみも悲しみも悩みもない可能性に満ちた「今」しかないのです。その「今」をどう生きるかで未来が形成されていきます。
 本校での3年間は、そういう不完全で未熟な過去の自分が「なりたい看護師」になるための助走となります。学校にはその助走を一緒に走ってくれる仲間がいます。助走を応援し導いてくれる教職員がいます。臨床から応援してくれる地域の実習施設があり、指導者さんたちがいます。出来ない自分、未熟な自分に囚われず、未来に描く「看護者として人の役に立つ自分像」から現実をつくり上げることができれば、夢は必ず実現します。
 誰が看護師になるのか?
 誰が自分を看護師にしてくれるのか?
 誰が自分に知識を与え、技術を磨き、看護師としてふさわしい態度を身につけるのか?
 誰が患者にTLC(優しく愛のあるケア)を実践するのか?
 誰が看護師として生きていく決断をしたのか?
 答えは全て「自分」です。誰も皆さんの代わりはできません。皆さんが学びの主体となるのです。
 14年間続いているアメリカ研修のプログラムの現地創設者である、エルカミノ大学 元看護学部長のKathy Townsend博士は、いつも本校の学生に「You have chosen a great occupation! (あなた方は偉大な職業を生業として選択しました)」とおっしゃいます。看護師としての知識・技術・態度は世界中どこの国に行っても役立つ一生の宝物になるはずです。本校の学生が、卒業後10年、20年経ってから「これほどまでに人の役に立ち、自分らしく生きることができる仕事は他にない」と思えるように、「今」皆さんと一生懸命に関わることが学校の役割であると認識し、皆さんとの出会いを教職員一同楽しみにしています。
 さあ、未来の自分づくりを「今」から一緒に始めましょう!